個人情報とプライバシー

まず、プライバシーですが、
「プライバシーとは、個人の私生活に関する事柄(私事)やそれが他から隠されており干渉されない状態を要求する権利、および自己の情報をコントロールすることができる権利(#積極的プライバシー権)をいう。」(ウィキペディアより抜粋)
一方、個人情報は、
「個人情報とは、各個々人を識別することができる情報を指す。」(ウィキペディアより抜粋)
と各々定義されます。言うまでもないことかもしれませんが、明らかに別物です。
よくプライバシーの侵害にあたらなければ、個人情報の取扱を気にすることはないのでは?みたいなことを思っている方がいたりするかもしれませんが、「個人情報保護法」のベースとなっていて、OECDが1980年に採択した「プライバシー保護と個人データの国際流通についてのガイドラインに関する勧告」でも、明らかに別物として定義され、それぞれを守ることを推奨しています。
第一、プライバシーは、「個人情報保護法」以前から、法律的に対応できていたが、個人情報にはこれに類するものがなかっただけという話なのです。