暗号化とDRM暗号化

DRM暗号化について、まず、書きます。(ご存知でない方も多いと思いますので・・・)
DRM暗号化のDRMとは著作権管理という言葉の英語で、実際には、映画や音楽等、著作権を保護しなければいけないデジタルコンテンツを守るための技術として主に使われてきました。
その基本は、
「コンテンツを買った人でなければ見れない!」
「レンタルならば期間が過ぎたら見れない!」
「2次利用できないように複製させない!」
です。
そのために、必要な技術が、暗号化あるいは隠蔽、時間操作防止、画面複製(キャプチャ)防止、ライセンス管理(期限、期間、台数等の管理)です。
そういった意味で、単純暗号化より、厳しい条件で情報が保護できます。
デジタルコンテンツ以外で言うと、企業内の情報で使われるとすれば、個人情報を含め、厳秘とか極秘とか言っている情報には、最適と思われます。
また、単純暗号化でだめなの?という問いもあると思うので、追記すると、
単純暗号化でも悪くはないのですが、3DES、AES等解析が難しいといえども、アルゴリズムが公開されているものは、復号に時間がかかるだけではあるし、独自暗号だと結局、その強度がわからないということにはなるので、漏洩・流出した場合の影響度で、DRM暗号化までいるかどうかといった判断をすべきとは思います。
珍しく次回予告ですが、2008/9/15日版日経コンピュータの「委託先が信用できない」には、DRM暗号化と同等ではあるが、DRM暗号以外のものもありますので、どういった内容なのかをちょっとだけ紐解きます。