DRM暗号化SaaS

2008/9/15日版日経コンピュータの「委託先が信用できない」に書かれているDRM暗号化ツールについて、予告通り解説します。
次の大きく3つに分類されます。
(1)クライントPCにDRM暗号化ツールをインストールし、PC上のツールがファイルを守るもの。
 CypherGuard DRMサービス(サイファー・テック)
 DS@Alpha(アルファーテック)
 Internet Disk DRM(ジャストシステム)
(2)「Adobe LiveCycle Rights Management ES」を利用し、PDF化の際、PDFの国際標準では定義されていない、他のDRMツールと同様の属性を特別付与することによって、ファイル自体を守るもの。
 BIGLOBEドキュメントコントロールサービス(NECビッグローブ)
 DKS Plus for ASP(クオリティ、チロロプリント)
(3)サーバ上で、ファイルの暗号化と一元管理を実施し、DRM同様のアクセス制御を行うことにより、期間・期限等も含めた不正利用を防止する。
 @Tovas LB(コクヨS&T)
 セキュリティコンパクトASPサービス(エージーテック)
 トラストビューASP for Office/PDF(ジュライ)

上記3つのうち、(3)はサーバ上からクライアント上にファイルをダウンロードして利用する場合に、そのセキュリティレベルがダウンするので、クライアントPC上でファイルを閲覧しなければならない場合には、(1)、(2)しか利用できません。しかし、(1)、(2)と比較すると、価格は安価に設定されていることから、多少のリスクは承知で運用するということはできると思います。