セキュリティ機能チェック

そもそも、OSに脆弱性がなくならない限り、セキュリティの機能やその管理をOSに依存するのは非常に危険なので、OSの優位性を選択するための要素とは思えないし、現にマイクロソフトサイトに書かれているもので、優位性を判断しえる要素はないと思います。
とりあえず、各要素について、簡単に書いてみます。
①Webサイト閲覧
マイクロソフトのサイトに書かれている比較がWebブラウザの機能における比較なので、全く優位性の判断にはなりえない。
スパイウェア対策
アンチスパイウェア対策ソフトをOSに標準搭載したことは評価に値するが、その標準搭載のアンチスパイウェア対策ソフトが特に優れているというわけでないので、優位性を判断する要素としては、不十分。
③不正プログラム対策
アカウント権限に基づいた制御を利用することは、発想としては必要十分以上の要件を満たしているが、アンチスパイウェア対策ソフト、あるいは、アンチマルウェア対策ソフトには、同等の機能を有するものがあるので、優位性を判断する要素としては、不十分。
④情報漏洩対策(暗号化)
スパイウェア対策と同様に、暗号化ソフトをOSに標準搭載したことは評価に値するが、その標準搭載の暗号化ソフトが特に優れているというわけでないので、優位性を判断する要素としては、不十分。
⑤セキュリティ統合機能
GUIは確かに向上しているのは事実だが、標準以外のソフトをインストールしている時点で優位性に差はない。
⑥バックアップ
Windows7で、やっと世間にあるバックアップソフトに追いついたか〜感なので、特に優位性を感じません。

なお、これもOSの優位性に対する判断にはならないが、Windows7では、パーソナルファイアウォールも他のアンチマルウェア対策ソフトと同等にはなってきいます。